2008年05月22日更新
<起業家の法則>商品開発“10のステップ”
コンスタントにヒットを打ち続ける
商品開発“10のステップ”
●ベンチャー・リンク チーフコンサルタント 坂井義尚
さかい・よしひさ。平成4年、立教大学経済学部卒、ベンチャー・リンク入社。サンマルクをなどFCビジネスの経営指導、全国の中堅・中小企業の経営支援で豊富な実績を積み、現在は年間200本以上の講演を全国で展開する講師として活動。
商品開発“10のステップ”
●ベンチャー・リンク チーフコンサルタント 坂井義尚
さかい・よしひさ。平成4年、立教大学経済学部卒、ベンチャー・リンク入社。サンマルクをなどFCビジネスの経営指導、全国の中堅・中小企業の経営支援で豊富な実績を積み、現在は年間200本以上の講演を全国で展開する講師として活動。ホームランを打てなくてもコンスタントにヒットを打ち続けること――これが商品・サービス開発の基本である。ヒットを打ち続けてこそホームランも出るのだ。コンスタントにヒットを打ち続ける法則をお伝えしよう!
大切なのは3つのフィードバック
今号では、商品開発とサービス開発の進め方を取りあげよう。製造業、卸売業、小売業、サービス業、飲食業など多くの業種に適用できる方法を説明する。
商品・サービス開発は以下の10のステップで進めていく。10のステップをきちんと踏まずアイデアだけで商品やサービスを考えていては失敗を繰り返すだけで、コンスタントに開発できない。
(1)開発基本方針樹立
どのように基本方針をつくるかが肝心である。どのような事業分野でどのように展開していくか、その方針を固める。
(2)開発課題探索段階
方針にもとづいて、どのような商品・サービスを開発すればよいのか、課題を決定する。レストランなら料理をおいしくすることが課題なのか、客数を増やすことが課題なのかというように。
(3)第1次開発課題決定
どのような技術的な課題を解決すればアイデアが実現するのか。現状では商品・サービスにならないアイデアを、加工することで顧客に受け入れられる商品・サービスに完成させるのだが、それにむけて解決すべき技術的な課題を特定する。第2次、第3次の開発課題があるかもしれないので「第1次開発課題」とする。
(4)開発課題評価
試作品を作り、顧客に評価してもらう。フィードバックする。
(5)開発課題決定
価格や課題を決定する。
(6)開発研究実施
開発課題を効率的に解決するための研究をスタートさせる。
(7)開発研究成果評価
ふたたび顧客に評価してもらい、フィードバックする。
(8)企業化研究実施
製品を商品に仕上げるために大量生産によって供給できるか、タイムリーに供給できるか、研究を実施する。
(9)企業化研究評価
さらに顧客に評価してもらい、フィードバックする。
(10)企業化決定
設備投資を実施して製造販売に入ることを決定する。
企業はつねに顧客のニーズを探りながら適切な商品・サービス開発に取り組まなければならない。そのためのステップが上記の10である。とくに大切なのは(4)(7)(9)におけるフィードバック。この3つを終えていれば、ステップを10にこだわる必要はない。
マーケットの声を聞きながら開発を進めれば、コンスタントにヒットを打てるようになる。コンスタントにヒットを打てば、何本かに1本はホームランを打てるようになる。
開発基本方針を構成する3つのポリシー
商品開発のステップにおける(1)~(5)にかかわる開発基本方針についてふれておこう。開発基本方針は3つのポリシーで成り立っている。
(1) マーケティングポリシー
どのようなマーケットにむけて商品・サービス開発を実施していくかという方針。
(2) テクニカルポリシー
どのような方向性で技術開発を進めて商品・サービスを供給していくかという方針。
(3)プロダクションポリシー
どのような方針のもとに、どのような製造販売体制で商品・サービスを供給していくかという方針。
この3つのポリシーを固めたうえで、それに合致した商品・サービスを検討し、商品・サービス開発に継続的に取り組むのである。ポリシーを明確にして取り組まないと、よいアイデアがあっても自社の実情にマッチした商品・サービスが実現しない。
今号では、商品開発とサービス開発の進め方を取りあげよう。製造業、卸売業、小売業、サービス業、飲食業など多くの業種に適用できる方法を説明する。
商品・サービス開発は以下の10のステップで進めていく。10のステップをきちんと踏まずアイデアだけで商品やサービスを考えていては失敗を繰り返すだけで、コンスタントに開発できない。
(1)開発基本方針樹立
どのように基本方針をつくるかが肝心である。どのような事業分野でどのように展開していくか、その方針を固める。
(2)開発課題探索段階
方針にもとづいて、どのような商品・サービスを開発すればよいのか、課題を決定する。レストランなら料理をおいしくすることが課題なのか、客数を増やすことが課題なのかというように。
(3)第1次開発課題決定
どのような技術的な課題を解決すればアイデアが実現するのか。現状では商品・サービスにならないアイデアを、加工することで顧客に受け入れられる商品・サービスに完成させるのだが、それにむけて解決すべき技術的な課題を特定する。第2次、第3次の開発課題があるかもしれないので「第1次開発課題」とする。
(4)開発課題評価
試作品を作り、顧客に評価してもらう。フィードバックする。
(5)開発課題決定
価格や課題を決定する。
(6)開発研究実施
開発課題を効率的に解決するための研究をスタートさせる。
(7)開発研究成果評価
ふたたび顧客に評価してもらい、フィードバックする。
(8)企業化研究実施
製品を商品に仕上げるために大量生産によって供給できるか、タイムリーに供給できるか、研究を実施する。
(9)企業化研究評価
さらに顧客に評価してもらい、フィードバックする。
(10)企業化決定
設備投資を実施して製造販売に入ることを決定する。
企業はつねに顧客のニーズを探りながら適切な商品・サービス開発に取り組まなければならない。そのためのステップが上記の10である。とくに大切なのは(4)(7)(9)におけるフィードバック。この3つを終えていれば、ステップを10にこだわる必要はない。
マーケットの声を聞きながら開発を進めれば、コンスタントにヒットを打てるようになる。コンスタントにヒットを打てば、何本かに1本はホームランを打てるようになる。
開発基本方針を構成する3つのポリシー
商品開発のステップにおける(1)~(5)にかかわる開発基本方針についてふれておこう。開発基本方針は3つのポリシーで成り立っている。
(1) マーケティングポリシー
どのようなマーケットにむけて商品・サービス開発を実施していくかという方針。
(2) テクニカルポリシー
どのような方向性で技術開発を進めて商品・サービスを供給していくかという方針。
(3)プロダクションポリシー
どのような方針のもとに、どのような製造販売体制で商品・サービスを供給していくかという方針。
この3つのポリシーを固めたうえで、それに合致した商品・サービスを検討し、商品・サービス開発に継続的に取り組むのである。ポリシーを明確にして取り組まないと、よいアイデアがあっても自社の実情にマッチした商品・サービスが実現しない。



