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2007年12月27日更新

<外食業界>コアな大阪食文化「ちりとり鍋」

はたして東京に根づくか!?
コアな大阪食文化「ちりとり鍋」

   
●ちりとり鍋 はまじろう

最近テレビをはじめとしたマスコミに登場している「ちりとり鍋」。じつは1年も前から静かなブームであったが、ここに来てブレイクした。もともとはコアな大阪食文化であるが、はたしてブームだけで終わってしまうのか。注目を集めるところだ。
話題沸騰の業態「ちりとり鍋」

昨今マスコミをにぎわしているのが「ちりとり鍋」。四角く底の浅いステンレス製の鍋で山盛りの野菜とホルモンを煮るのだが、これが結構な人気に。元お笑いコンビ“ドロンズ”で俳優でもある大島直也氏が経営する「ちりとり鍋 大島」がTVなどで紹介され行列店になっているなど、話題沸騰中の業態である。

ちりとり鍋ホルモン、野菜などが山のように盛り付けられる「ちりとり鍋」。人気は定着するだろうか







もともとは大阪・鶴橋のコリアンタウンで、すき焼きではちょっと物足りないということから生まれた家庭料理が東京に持ち込まれたものだ。ちりとりと呼ばれるステンレス製の鍋に牛もつを敷き、にんにく、玉ねぎ、キャベツ、もやしなどの野菜を鍋からこぼれんばかりにふんだんにのせ、コクのある味噌ベースのダシで煮込むのが特徴。

甘みのあるダシとホルモンの脂が絶妙にマッチし、かつ低カロリーなことから若い女性に人気を呼んだ。2005年末の頃を境に東京での出店が増え、しずかなブームに。いまでは地元大阪はおろか、東京でも大ブレイクをはたした。

そんななか、株式会社エムグラントフードサービスは、株式会社LMGとの共同事業として、12月14日、東京・浜松町に専門店「ちりとり鍋 はまじろう」をオープンした。

店内はフラットで、大阪の専門店もかくあるだろうという装い。置かれたテーブルにも椅子にも下町情緒がただよい、どこか昭和の香りがしてくる。そのうえで同店では2種類のちりとり鍋をラインナップしている。

ちりとり鍋人気はどこまで続くか

ひとつは大阪・鶴橋でもよく食されている味噌スープで味わう「ちりとり鍋(赤)」(1人前1480円)。同店では、秘伝のテンジャン味噌(韓国味噌)を使用し、6時間煮込んだこだわりの極上スープで提供する。

また同店ならではの名物商品として「ちりとり鍋(白)」(1人前1480円)を用意。五島灘の本塩を使用したあっさり風味のスープが人気を呼びそうだ。いずれにせよハラミスジとアキレスから出たダシと野菜の甘みが存分に沁みこんだ奥深い味になるという。

また追加メニューとして、「ホルモン盛り合わせ」(1人前980円)、「野菜盛り合わせ」(1人前580円)などが、仕上げのメニューとして「おじや(雑炊)セット」(380円)、「きねうちうどん」(380円)が用意されている。

さて、問題はこのちりとり鍋人気がどこまで続くかということ。同店の場合、大箱店との印象がぬぐいきれないが、ちりとり鍋を前面に押し出し、それ以外の単品メニューが目立たない。このメニュー構成ではいずれ苦戦することはまぬがれないと思える。

「個人的には1度味わったら満足の味。ひとりでは来ないと思う」という外食関係者の言をどうとらえるか。勝負は、誰もがコートを脱ぎはじめる半年後。コアな大阪食文化が東京に根づくか期待したいところである。

【店舗データ】
店名:ちりとり鍋 はまじろう
住所:東京都港区浜松町1丁目20-8 浜松町1丁目ビル1F
電話:03-3433-7366
営業時間:ランチ/11:30~14:30 ディナー/7:00~24:00
定休日:日・祝
総席数:86席(宴会最大人数 30名)


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