2007年11月29日更新
<インタビュー>高酸素ミネラルウォーターを開発
ふるさとの海で夢を実現!
高酸素ミネラルウォーターを開発
株式会社 花剣環境 代表取締役 赤城啓一(熊本県天草市)
高酸素ミネラルウォーターを開発
株式会社 花剣環境 代表取締役 赤城啓一(熊本県天草市)
「海水を『ミクロクラスター化』しながらオゾン殺菌・淡水化し、高濃度の酸素を溶け込ませる」―― 株式会社花剣環境の代表取締役・赤城啓一さんは、阪神・淡路大震災の際に大活躍した淡水製造機器に着目して故郷天草の海水から類のない「天草海洋 酸素水」を開発。健康をおおいに増進させる“生命の水”として、静かな反響を広げている。赤城さんに、スタートのきっかけや思いを聞いてみた。
「目の前の海の水を飲めるようにできたら…」 子ども時代の夢
――天草の海洋水からミネラルウォーターを作るという発想のルーツを教えてください。
いまでこそ天草五橋で結ばれていますが、ここの生活は昔、島暮らしそのもの。飲み水も田に張る水も、みんな井戸から汲み上げなければなりませんでした。私も子ども時代、ポンプで井戸から水を汲み上げる手伝いをした。そんな時、眼の前に広がる海を見ながら『こんなにたくさんある海の水を飲めるようにならないのかなぁ』といつも思っていましたね。
――赤城さんは、これまでどんなお仕事をされてこられたのですか?
地元で長く建設土木業を営んできました。公共工事も受注し、かつては大きな業績も残してきましたが、ここのところ道路や橋梁、社会資本の整備が進み、緊縮財政への指向が強まってきたために仕事が減りました。公共事業予算は大きく削られましたからね。土木の仕事は現在も続けていますが(※株式会社赤城土木)、売り上げは最盛時の三分の一以下です。このままでは立ち行かないと考え、新たな事業を模索しました。
「私も酸素水を使うようになって、すっかり健康になりましたよ」元気そのものの赤城啓一社長
阪神大震災で活躍したシステムを知り、「これだ!」と直感
――御社の淡水化システムは、化学薬品を一切使わず減菌して高濃度の酸素を水の中に溶け込ます画期的なものですが、これを知ったのはどういうきっかけですか?
阪神・淡路大震災(1995年)のニュースで知りました。六甲アイランドで海水を殺菌、淡水化して透析の基水を作って多くの人の命を救った淡水化システムのことが報道され、「これだ!」と直感しました。
さっそくメーカーに連絡をとり、天草までシステムを運んでもらって試運転をしてみたのです。でも、はじめはなんか信じられなくて、とりあえずすぐに事業化するのは保留していたのですが、その後、たまたま長期間放置した水を検査機関に依頼して水質検査にかけたところ、「飲料水に合格」の判定が出てびっくりしました。「これはいける」と。そこで、思い切って資金繰りもし、2001年末までに清涼飲料水製造許可(熊本県司令天保第食10047号)を取得して、「酸素水」の製造に乗り出しました。
花剣環境では、「天草海洋 酸素水」「ソフトバンク・ホークス応援力水」の他、「天草天然天日塩 はまんくら」を製品化している。
薬品をいっさい使用しない減菌と「ミクロクラスター化」で
画期的な酸素水を完成!
――御社の「酸素水」製造システムの特徴を教えてください。
先ほどお話ししましたように、弊社が導入した淡水製造システムは、阪神大震災時に六甲アイランド病院で透析治療のため海水から大量の真水を作ったものです。当時、東京の民間研究所が保有していたもので、オゾンを用いることで薬品をいっさい使わずに減菌処理をしながら水分子を「ミクロクラスター化」(細かな粒子化)して、体内への浸透のよい、淡水を作る世界でも初めてのシステムです。「ミクロクラスター化」は、思わぬ副次効果としてミキシングの過程で、通常の水よりも3倍以上の濃度の酸素を安定的に溶け込ませることも可能にしました。
現在、私どもが使っている機械は、1日に30トンの真水を製造できます。溶け込ませた酸素は33.5ppm以上で、理論上は真水で無理とされた濃度ですが、検査機関がしっかり検証して確認されています。いっさい化学薬品を混入させずに高濃度の酸素水を作り、しかも海水固有のミネラル分が豊富という「生命の水」ですよ。
阪神大震災で大活躍した淡水化システムは、化学薬品を一切使わずに減菌・淡水化を行ない、酸素を大量に溶け込ませる。海洋ミネラル分も豊富だ。
有害物質を徹底的に排除=安全、安心のクリアな「海洋水」
――最近、飲み水についてとかく問題になる残留農薬や有害化学成分については、どうですか?
弊社の「酸素水」の原料となる海水は、沖合い150メートルの地点から取水していますが、プラントと取水点の場所選びには特に注意を払いました。十分に外洋からきれいな水質の黒潮が流れ込む場所を選定して、工場を建設したのです。というのは、最近、残念ながら日本の主要河川から海に流れ込む水には農薬がかなり含まれており、特に血中ヘモグロビンの酸素運搬能力を奪う硝酸性窒素による汚染が広がっています。
水道水や各地で製造されているミネラルウォーターにも、かなりの濃度で硝酸性窒素が含有されているため、当局の基準値も緩いものとせざるを得ないほどです。人間の口に入るものは、消費者の安全を第一に考えてなによりも大事にしなくてはならない。そういう思いで、あえて厳しい検査に製品を晒しました。
乳児が大量に摂取するとチアノーゼ症状を起こすとされる硝酸性窒素の含有量は、基準値が1リットルあたり10ミリグラムであるのに対し、「天草海洋 酸素水」は0.1ミリグラム以下という極めて低いレベルに抑えています。その他、農薬などの有害物質に関する541項目の検査ですべてをクリアしています。ミネラルウォーターで、ここまで厳しく検査されたものはないと、自信をもっていえます。
健康増進に顕著な効果 ソフトバンク・ホークスも「応援力水」に採用
――天草海洋 酸素水」に含まれる酸素や成分の効果について教えてください。
「ミクロクラスター化」して体内浸透性の高くしたピュアな水分と共にそこに溶け込んだ酸素を効率よく取り込むことが出来ます。これが、海洋由来のナトリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル成分(成人病やメタボリック症候群に効果があるとされる)とあいまって、健康増進に大きな効果を発揮します。
お客様には大変喜ばれており、常用される方も増えています。「内蔵の調子がいい」「便通がよくなった」との声をいただいております。私も、この水をそのまま飲んだり、お茶やコーヒー、料理の水に使ったりするようになってから、病気知らずですよ。浸透性がよく高濃度の酸素にアンチエイジ効果を期待できることから、化粧水としてもお使いになる女性のお客様も多いです。
541項目の水質検査ですべてをクリア
――現在、どのような商品展開をされていますか?
「天草海洋 酸素水」は、ペットボトル入り商品の販売をしている他、熊本県や福岡県でウォーターサーバー(1ガロン入りボトルリユース式の給湯給水機)リースも行ない、ユーザーが広がっております。福岡県に本拠地を置くプロ野球チーム「ソフトバンク・ホークス」の「応援力水」にも採用され球場などで販売されています。また、製造過程でできる高濃度の塩水を利用した天日乾燥の天然塩「天草天然天日塩 はまんくら」も商品化し、こちらは天草土産として空港売店などで販売され好評をいただいております。
パートナーを見つけて新たな展開をしたい
――今後の事業展開で、考えておられることを教えてください。
いま、プラントで製造できる高濃度塩水(塩含有4~5%)を料理水や干物製造への活用を図ったりするため、試験的に使っていただいています。なかなか具合がいいそうなので、パートナーを見つけて事業展開を進めていきたいです。料理水としては、知人のレストランで使ってもらっているところですが、パスタをゆでるのに最適ですよ。ミネラルも豊富なので、おいしく栄養価豊かな料理ができます。
すべての生命は、太古の海から生まれたといわれています。お母さんのお腹の中の赤ちゃんを守る羊水も、塩水です。海水に由来する水を飲めば、体にいいこと請け合いなのです。人間のふるさとは、海なんですから。それが私の今の仕事の原点でしょうね。
【株式会社 花剣環境】
代表取締役 赤城啓一
住所 本社:熊本県天草市楠浦町10-52
Tel:0969-23-0686 Fax:0969-23-9542
工場:熊本県天草市有明町上津浦1519-1
Tel:0969-28-5505 Fax:0969-28-5506
URL:http://hanaken.com
文・古是三春
――天草の海洋水からミネラルウォーターを作るという発想のルーツを教えてください。
いまでこそ天草五橋で結ばれていますが、ここの生活は昔、島暮らしそのもの。飲み水も田に張る水も、みんな井戸から汲み上げなければなりませんでした。私も子ども時代、ポンプで井戸から水を汲み上げる手伝いをした。そんな時、眼の前に広がる海を見ながら『こんなにたくさんある海の水を飲めるようにならないのかなぁ』といつも思っていましたね。
――赤城さんは、これまでどんなお仕事をされてこられたのですか?
地元で長く建設土木業を営んできました。公共工事も受注し、かつては大きな業績も残してきましたが、ここのところ道路や橋梁、社会資本の整備が進み、緊縮財政への指向が強まってきたために仕事が減りました。公共事業予算は大きく削られましたからね。土木の仕事は現在も続けていますが(※株式会社赤城土木)、売り上げは最盛時の三分の一以下です。このままでは立ち行かないと考え、新たな事業を模索しました。
「私も酸素水を使うようになって、すっかり健康になりましたよ」元気そのものの赤城啓一社長阪神大震災で活躍したシステムを知り、「これだ!」と直感
――御社の淡水化システムは、化学薬品を一切使わず減菌して高濃度の酸素を水の中に溶け込ます画期的なものですが、これを知ったのはどういうきっかけですか?
阪神・淡路大震災(1995年)のニュースで知りました。六甲アイランドで海水を殺菌、淡水化して透析の基水を作って多くの人の命を救った淡水化システムのことが報道され、「これだ!」と直感しました。
さっそくメーカーに連絡をとり、天草までシステムを運んでもらって試運転をしてみたのです。でも、はじめはなんか信じられなくて、とりあえずすぐに事業化するのは保留していたのですが、その後、たまたま長期間放置した水を検査機関に依頼して水質検査にかけたところ、「飲料水に合格」の判定が出てびっくりしました。「これはいける」と。そこで、思い切って資金繰りもし、2001年末までに清涼飲料水製造許可(熊本県司令天保第食10047号)を取得して、「酸素水」の製造に乗り出しました。
花剣環境では、「天草海洋 酸素水」「ソフトバンク・ホークス応援力水」の他、「天草天然天日塩 はまんくら」を製品化している。薬品をいっさい使用しない減菌と「ミクロクラスター化」で
画期的な酸素水を完成!
――御社の「酸素水」製造システムの特徴を教えてください。
先ほどお話ししましたように、弊社が導入した淡水製造システムは、阪神大震災時に六甲アイランド病院で透析治療のため海水から大量の真水を作ったものです。当時、東京の民間研究所が保有していたもので、オゾンを用いることで薬品をいっさい使わずに減菌処理をしながら水分子を「ミクロクラスター化」(細かな粒子化)して、体内への浸透のよい、淡水を作る世界でも初めてのシステムです。「ミクロクラスター化」は、思わぬ副次効果としてミキシングの過程で、通常の水よりも3倍以上の濃度の酸素を安定的に溶け込ませることも可能にしました。
現在、私どもが使っている機械は、1日に30トンの真水を製造できます。溶け込ませた酸素は33.5ppm以上で、理論上は真水で無理とされた濃度ですが、検査機関がしっかり検証して確認されています。いっさい化学薬品を混入させずに高濃度の酸素水を作り、しかも海水固有のミネラル分が豊富という「生命の水」ですよ。
阪神大震災で大活躍した淡水化システムは、化学薬品を一切使わずに減菌・淡水化を行ない、酸素を大量に溶け込ませる。海洋ミネラル分も豊富だ。有害物質を徹底的に排除=安全、安心のクリアな「海洋水」
――最近、飲み水についてとかく問題になる残留農薬や有害化学成分については、どうですか?
弊社の「酸素水」の原料となる海水は、沖合い150メートルの地点から取水していますが、プラントと取水点の場所選びには特に注意を払いました。十分に外洋からきれいな水質の黒潮が流れ込む場所を選定して、工場を建設したのです。というのは、最近、残念ながら日本の主要河川から海に流れ込む水には農薬がかなり含まれており、特に血中ヘモグロビンの酸素運搬能力を奪う硝酸性窒素による汚染が広がっています。
水道水や各地で製造されているミネラルウォーターにも、かなりの濃度で硝酸性窒素が含有されているため、当局の基準値も緩いものとせざるを得ないほどです。人間の口に入るものは、消費者の安全を第一に考えてなによりも大事にしなくてはならない。そういう思いで、あえて厳しい検査に製品を晒しました。
乳児が大量に摂取するとチアノーゼ症状を起こすとされる硝酸性窒素の含有量は、基準値が1リットルあたり10ミリグラムであるのに対し、「天草海洋 酸素水」は0.1ミリグラム以下という極めて低いレベルに抑えています。その他、農薬などの有害物質に関する541項目の検査ですべてをクリアしています。ミネラルウォーターで、ここまで厳しく検査されたものはないと、自信をもっていえます。
健康増進に顕著な効果 ソフトバンク・ホークスも「応援力水」に採用
――天草海洋 酸素水」に含まれる酸素や成分の効果について教えてください。
「ミクロクラスター化」して体内浸透性の高くしたピュアな水分と共にそこに溶け込んだ酸素を効率よく取り込むことが出来ます。これが、海洋由来のナトリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル成分(成人病やメタボリック症候群に効果があるとされる)とあいまって、健康増進に大きな効果を発揮します。
お客様には大変喜ばれており、常用される方も増えています。「内蔵の調子がいい」「便通がよくなった」との声をいただいております。私も、この水をそのまま飲んだり、お茶やコーヒー、料理の水に使ったりするようになってから、病気知らずですよ。浸透性がよく高濃度の酸素にアンチエイジ効果を期待できることから、化粧水としてもお使いになる女性のお客様も多いです。
541項目の水質検査ですべてをクリア――現在、どのような商品展開をされていますか?
「天草海洋 酸素水」は、ペットボトル入り商品の販売をしている他、熊本県や福岡県でウォーターサーバー(1ガロン入りボトルリユース式の給湯給水機)リースも行ない、ユーザーが広がっております。福岡県に本拠地を置くプロ野球チーム「ソフトバンク・ホークス」の「応援力水」にも採用され球場などで販売されています。また、製造過程でできる高濃度の塩水を利用した天日乾燥の天然塩「天草天然天日塩 はまんくら」も商品化し、こちらは天草土産として空港売店などで販売され好評をいただいております。
パートナーを見つけて新たな展開をしたい
――今後の事業展開で、考えておられることを教えてください。
いま、プラントで製造できる高濃度塩水(塩含有4~5%)を料理水や干物製造への活用を図ったりするため、試験的に使っていただいています。なかなか具合がいいそうなので、パートナーを見つけて事業展開を進めていきたいです。料理水としては、知人のレストランで使ってもらっているところですが、パスタをゆでるのに最適ですよ。ミネラルも豊富なので、おいしく栄養価豊かな料理ができます。
すべての生命は、太古の海から生まれたといわれています。お母さんのお腹の中の赤ちゃんを守る羊水も、塩水です。海水に由来する水を飲めば、体にいいこと請け合いなのです。人間のふるさとは、海なんですから。それが私の今の仕事の原点でしょうね。
【株式会社 花剣環境】
代表取締役 赤城啓一
住所 本社:熊本県天草市楠浦町10-52
Tel:0969-23-0686 Fax:0969-23-9542
工場:熊本県天草市有明町上津浦1519-1
Tel:0969-28-5505 Fax:0969-28-5506
URL:http://hanaken.com
文・古是三春



